[No.11]
ふたりの天使
92cm×125cm
¥150.000 |
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2002年秋 ふたりの天使
体内に描かれたしずくと双葉は、
どちらも新たな生命の象徴。
天使の頭上にある光る輪は、異次元への出入り口。
天使は存在している。
何かが擬人化されたものではなく、
リアルに、たぶんすぐそばに、存在している。
いつかどこかで、クリアーな形で会えたらいいなと思う。
世界各国の古典絵画から現代まで見比べてみれば
彼らは宗教を問わず、あちこちに出没している。
彼らの共通点は
国境や時代や宗教の枠組みを失わせてゆく。
重力からの解放は、
誰もが強くいだく願望のひとつだ。
例えばこの大気圏が無重力だとしたら。
例えば想像や思考のままに体ごとその場に行けたなら。
何千年か経った後、人類は天使化するかもしれない。
それは、羽が生えてくるということではないだろうし、
世の中から問題が消えるということでもないだろう。
天使的なその人と、ここに生きるその人が
結ばれることかもしれない。
それなら、今この世の中を生きることも、そう辛いことじゃない。 |